伊賀くみひもの評価
伊賀くみひもは昭和51年(1976年)県内初の経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されました。
様々な絹製品が生産されていますが、全絹製品に占める純国産絹の割合は1%にも満たない、わずか0.5%といわれています。
当店では、希少な純国産生糸のみを使用し、伝統的工芸品にも指定された、たしかな技を活かした作品を作り続けています。
「伝統的工芸品」と「伝統工芸」の違い
「伝統的工芸品」は、一般に呼称される「伝統工芸」とは明確な違いがあります。
伝統的工芸品は「伝統的工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)」で定められており、
法律で明確に定められた基準を、全て満たしたものにだけに指定されます。
現在、三重県には経済産業大臣指定伝統的工芸品に認定を受けている、伝統的工芸品が5つあります。
「伊賀くみひも」はその中でも最も早く、国からその価値を認められ、三重県で最初伝統的工芸品の指定を受けました。
・伊賀くみひも(1976年)
・四日市萬古焼(1979年)
・鈴鹿墨(1980年)
・伊賀焼(1982年)
・伊勢形紙(1983年)
経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定されるには厳密な基準があり、
下記に指定されている条件を全て満たしている必要があります。
◆主として日常生活の中で使われているものであること。
◆主要部分が手づくりであること。
◆伝統的な技術又は技法が守られていること。
◆伝統的に使用されてきた天然の原材料が用いられていること。
◆産地が形成されていること。
また「伝統的」と認められる年数についても法律において下記のような基準が示さています。
◆100年以上の歴史を有し、現在も継続しているもの。
これらの厳しい条件を全て満たし、初めて経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定を受けることができます。
現在に至ってもその評価はとても高く、手作り・ハンドメイドで生産される「手組紐」は国内シェア9割を誇っています。
当店の作品は、すべて手作り・ハンドメイドで製作された、希少性の高い「伊賀くみひも」です。
また素材にもこだわり、手触り・肌触りにすぐれる国産絹100%使用しています。
職人が一つ一つ丹精を込めて作った 、伝統的工芸品をぜひ一度ご覧ください。